[和名・種類] |
オオサンショウウオ |
[学名] |
Andrias japonicus |
[英名] |
Japanese giant salamander |
[名前の由来] |
大山椒魚。大きなサンショウウオのこと。
別名、ハンザキ。食用のため上顎と下顎を持ってふたつに裂いても、生きているほど生命力が強いことから。 |
[分布] |
岐阜県以南、四国、九州の一部 |
[科名] |
有尾目オオサンショウウオ科 |
[特徴・生態] |
清流に生息する絶滅寸前の生物というイメージがありますが、生活排水の流れ込む川の中流域にも生息しています。
体長は普通は50cm〜70cmになりますが、最大では150cmになります。頭部は大きく平坦で、目はとても小さいです。四肢は短く、陸上での移動は遅いです。黄褐色や茶褐色の地色に、黒い斑紋を全身に持ちます。黒く見える個体や、斑紋をほとんど持たない個体も存在します。
サワガニや魚などを捕食します。夜行性で定住性が強く、一生のほとんどを水中で生活します。
繁殖期は8月下旬〜9月で、オス同士がメスをめぐって噛み合って争います。そのため手足の指が欠損している個体も多いです。流水性で、産卵場所は岸辺に掘られた横穴に、400個〜500個の卵を産みます。オスは産卵場所にとどまり、孵化するまで卵を保護しますが、夜間は食物を得るために移動します。護岸や堰が造られ繁殖場所を失うと、簡単に個体群が絶滅してしまいます。
孵化した幼生は、4年〜5年かけて親に変態します。
いたずらすると山椒とまではいかないものの、特有の体臭を放ちます。チュウゴクオオサンショウウオと並び、世界最大の両生類です。京都府の賀茂川に食用として人為的に持ち込まれたチュウゴクオオサンショウウオが野生化し、在来のオオサンショウウオとの交雑が問題になっています。レッドリスト準絶滅危惧種、国の特別天然記念物、ワシントン条約の付属書Tに指定されています。現在は捕獲することができませんが、かつては食用にされていました。 |
[感想] |
我が家の庭を流れる小川に生息しているオオサンショウウオの、サラマンダー君です。って、そんなわけあるかー!!
水族館に行けば、見ることができます。野性のオオサンショウウオは、なかなか見付けることができませんねー。見付けても、勝手に触ったりとかしちゃいけないことになってるみたい。許可が必要らしいです。卵を見付けたからといって、持ち帰って飼育したりすることはできないみたいです。護岸工事などで産卵できる場所が減少しているので、これからは種の保存のために飼育する施設も必要になりそうです。
オオサンショウウオってとにかく大きいんですよ。サンショウウオっていよりも、ワニって感じがします。サンショウウオの仲間のようには見えないですねー。サンショウウオって言えば、イモリやヤモリに似ているけど、オオサンショウウオはイモリやヤモリには似ても似つかぬ姿をしているし。
それに意外と凶暴なんですよー。繁殖期のオスは獰猛になるし、意外と大きな魚を捕まえて食べるので、噛み付かれたりすることもあるらしいです。不用意に手を出したりすると、反射的に噛み付かれたりするみたいです。 |
[写真撮影] |
2006年05月21日 |
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