北海道から本州の沿岸各地、水深5m〜10mの砂泥底、岩礁底に普通に生息するマヒトデの仲間。
幅長は普通は約10cmですが、20cmを超えるものもいます。腕は5本で、全体が星形です。腕はやや平たい長三角形で幅広く、付け根はややくびれます。
体色は青紫色と黄色が入り混じりますが、色彩変異に富みます。東京湾産は一様に黄色です。体表にはイボ状の棘が密生します。
肉食性で、魚介類の死骸、二枚貝などの貝類を捕食します。
再生能力が強いです。有性生殖と、分裂による無性生殖で増えます。
卵巣は過熱し、食用になります。ときに大発生し二枚貝を食害するため、漁民によって駆除されています。
ヒトデ、キヒトデ、マヒトデなどの和名を持ちますが、マヒトデがもっとも適した標準和名です。
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