[特徴・生態] |
人のいない沼沢地に生息する大型の水鳥。
全長は約145cm、体重は5kg〜6kgになります。嘴が異常に大きく、頭も大型です。羽色は全身灰色で、背は縁色光沢があります。雌雄同色です。
普通は単独かつがいで生活しますが、ときに群を作ることもあります。動物の屍肉、魚、カエル、小型哺乳動物などを食べますが、特に肺魚を好みます。沼地のほとりで、ひたすら肺魚に気が付かれないように動かずに待ち続け、肺魚が水面に上がってきた瞬間に襲いかかり、丸呑みにします。
巣は地上に、草などを高く盛り上げて作ります。卵は白色で、普通は2個産みます。
コウノトリに近いとされていますが、首をすくめて飛ぶ姿勢はサギの仲間に近い特徴とされています。近年のDNA研究においては分類群の異なるペリカン目に近いのではないかという報告もあますが、まだはっきりとわかっていません。 |