[特徴・生態] |
人の住んでいるところならどこにでも普通に生息する、日本人にとってはもっとも馴染み深い留鳥です。
全長は約14cm、翼開長は約23cm、嘴は約1cm、尾は約5cmになります。野鳥観察時には、大きさの基準となる鳥のひとつです。地色は茶褐色で、頭は茶色で頬に黒斑があります。翼は茶と黒のまだら模様です。喉は小さく黒色です。雌雄は同じ色で見分けはできません。幼鳥では、顔の黒斑が不明瞭で、巣立ち直後は嘴の付け根は黄色です。
繁殖期にはつがいで狭い縄張りを持ち、家屋のすき間、枝の茂みなどに、枯れ草で営巣します。人里近くで、年に1回〜3回繁殖します。
食べ物は、水田や河原などに群れで生活し、草の実を食べます。繁殖期には昆虫を食べます。秋冬には大群をなして作物に害を与えます。
秋冬には群れで生活し、竹やぶ、大木などを「すずめのおやど」と呼ばれる集団でねぐらとし、数百〜数千の若鳥が集まります。
山地、森林、外洋の小さな離島などには、生息していないところもあります。 |