[和名・種類] |
スズメ |
[学名] |
Passer montanus |
[英名] |
Tree sparrow |
[名前の由来] |
雀。「スズ」は鳴き声、「メ」は群れをなす鳥のこと。 |
[分布] |
小笠原諸島以外の日本各地 |
[科名] |
スズメ目ハタオリドリ科 |
[鳴き声] |
チュンチュン。 |
[時期] |
通年 |
[特徴・生態] |
人の住んでいるところならどこにでも普通に生息する、日本人にとってはもっとも馴染み深い留鳥です。
全長は約14cm、翼開長は約23cm、嘴は約1cm、尾は約5cmになります。野鳥観察時には、大きさの基準となる鳥のひとつです。地色は茶褐色で、頭は茶色で頬に黒斑があります。翼は茶と黒のまだら模様です。喉は小さく黒色です。雌雄は同じ色で見分けはできません。幼鳥では、顔の黒斑が不明瞭で、巣立ち直後は嘴の付け根は黄色です。
繁殖期にはつがいで狭い縄張りを持ち、家屋のすき間、枝の茂みなどに、枯れ草で営巣します。人里近くで、年に1回〜3回繁殖します。
食べ物は、水田や河原などに群れで生活し、草の実を食べます。繁殖期には昆虫を食べます。秋冬には大群をなして作物に害を与えます。
秋冬には群れで生活し、竹やぶ、大木などを「すずめのおやど」と呼ばれる集団でねぐらとし、数百〜数千の若鳥が集まります。
山地、森林、外洋の小さな離島などには、生息していないところもあります。 |
[観察・感想] |
スズメの写真です。
野鳥の仲間では、一番普通に見かけることができる鳥です。人によっては、スズメよりもカラスの方が、見かける機会が多いかな?水田や畑が減少しているので、スズメの数も減少しているんですよ。スズメの寿命は半年〜一年くらいと考えられているため、春夏には減少して、秋冬には増加するとも考えられているようです。
スズメの個体数の減少は激しく、50年くらいで1/10にまで減少してしまったようです。もともとの個体数が多いため、減少しても絶滅の可能性が危惧されるほどではありませんが。
スズメは人間の生活とともに、生息している野鳥です。人間が稲作を始めた頃から、人間の生活圏で暮らしているみたいです。もしかしたら、稲作を始める前から、人間の生活圏で暮らしているのかもしれない。人間の集落がなくなると、そこにはスズメもいなくなります。 |
[写真撮影] |
2008年07月30日 |
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