[特徴・生態] |
日本各地の海岸で一年中見られるにカモメ科の留鳥です。
全長、約45cmになります。ほぼハシボソガラスと同じ大きさです。体色はほかのカモメ類に似ていますが、成鳥は尾に黒い帯があります。背と翼の上面は濃い灰色で先端部との色の差はほとんどありません。足は黄色で、黄色いくちばしの先端に赤と黒の斑点があります。冬羽では頭から首にかけてやや淡褐色になります。
1年目冬羽の若鳥は全身が暗褐色で、大形カモメ類の若鳥に比べると一様な色合いに見えます。3年目で成鳥羽になります。若鳥は繁殖期でも全国で見られます。
日本各地の海岸、島、岬などで集団繁殖します。青森県八戸市の蕪島(かぶしま)など、5ヶ所で天然記念物に指定されています。ウミネコの糞が強い酸性のため、繁殖地は真っ白になり、草木が育ちません。
鳴き声は、ミャーオ、ミャーオと鳴きます。
海面に浮いた魚、死んだ魚、甲殻類などを食べます。 |