河川、湿地などに群れで生息する大きな太った海鳥です。
翼は約70cm、クチバシは約38cm、尾は約18cmになります。体重は9kg〜11kgにもなります。クチバシが長く、上側はやや平たく、先端が急に湾曲し、下側の下からは皮膚の大きな袋が下がっています。クチバシは黒色で、喉袋はオレンジ色をしています。全身、銀白色で、背面の羽毛の軸は黒色です。初列風切羽は黒色、次列は褐色白縁です。
水中でクチバシの袋で水をすくい取り、クチバシの間から水を出して、食べ物の魚を食べます。
営巣形態は、湿地などの草地の上に、木の枝や草を作った巣を作ります。1個〜4個の卵を産み、子育ては雌雄が共同で行ないます。
まれに、迷鳥として日本に飛来してくることもあります。東ヨーロッパ〜中央アジアで繁殖し、冬にインドや中国に移動します。 |