冬鳥、または旅鳥として全国に数多く飛来するシギの仲間。
全長は約21cm、翼開長は約37cmになります。トウネンより二回り大きくなります。
夏羽では頭上〜体の上面に黒い軸斑と赤褐色の羽が特徴です。顔〜胸に黒色縦斑があります。飛翔時には翼に明瞭な白帯が見えます。冬羽では、上面が灰色で、下面は白く、胸の側面は灰色です。幼鳥は上面は褐色と黒の斑で、下面に黒い縦斑があります。雌雄同色をしています。くちばしは長めで、やや下湾します。
他のシギ類よりも遅めの10月頃から個体数が増え、おもに海岸の干潟で越冬します。春秋に通過するだけのものもいます。時には、数千羽にもなる群れが見られます。大きな河川の砂泥地、水田、湖沼でも見られますが、内陸まで入ることは少ないです。
干上がった泥の上から、脚の長さほどの深さの水中まで歩き、ついばんだり探りを入れたりして、ゴカイ類や、甲殻類を食べます。 |