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ショウジョウトキ


ショウジョウトキ

[和名・種類]

ショウジョウトキ

[学名]

Eudocimus ruber

[英名]

Scarlet ibis

[名前の由来]

猩猩朱鷺。赤い色をしたトキのこと。

[分布]

南アメリカ北部沿岸部

[科名]

コウノトリ目トキ科

[鳴き声]

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[時期]

-

[特徴・生態]

 南米ベネズエラ、コロンビア、ギアナ地方、ブラジル沿岸、トリニダート島の川岸、湿地、マングローブ林、海岸に生息するトキの仲間。
 体長は約60cmになります。体色は鮮やかな朱赤色で、非常に目立ちます。飛ぶと羽の先の黒い色が現れ、より綺麗に見えます。幼鳥の体色は黒色です。
 カエル、魚類、昆虫類、甲殻類などの小動物を捕食します。細く曲がったくちばしは触覚に優れ、泥の中の小動物を捕らえるのに役立っています。
 雑居性が強く、シロトキやその他のサギ類などと一緒に木の枝に巣を作り、コロニーを形成します。
 トリニダードトバゴでは、国鳥にもなっています。

[観察・感想]

 ショウジョウトキのショウジョウって、なんだろうって思うかもしれませんが。漢字で書くと「猩々」とか「猩猩」になるんですよ。中国では架空の生物で、妖怪のようなものですかね。日本では、猿の形をした妖怪として登場することが多いかもしれないですね。人と猿の中間みたいなのが、猩猩です。そんなわけで、オランウータンのことを猩猩と呼んだりすることもあります。
 でも、理由は良くわからないんですが、日本では赤い色をした生物に「猩猩」って名付けられることが多いんですよ。猩猩っていう架空の生物は、赤い毛に覆われているってことになっているのかな?
  ショウジョウって名付けられる生物がいるのと同じように、似たような名前でショウリョウって名付けられる生物も存在します。ショウリョウバッタなんかが有名ですね。このショウリョウっていうのは、精霊のことになるので、ちょっと意味が異なります。精霊流しなんて言うでしょ?しょうりょうながし。ショウリョウは、これと同じ語源です。
 赤い鳥を見ると、どれもフラミンゴに見えるかもしれませんが、こちらはショウジョウトキです。そんなに大きな鳥ではありませんが、小鳥って言うほど小さいわけでもありません。

[写真撮影]

2007年02月16日

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