田畑、林縁などの開けた場所に生息するツグミの仲間。
全長は約15cm、翼開長は約22cmになります。雄は胸から腹にかけての鮮やかなオレンジ色と、灰白色の頭が特徴です。雌はルリビタキの雌と良く似ていますが、オレンジ色の腰と翼の白斑で見分けます。雌は全体的に灰褐色を帯びています。雌雄ともに翼に白斑があり、尾の両サイドと腰は赤褐色です。
冬鳥として全国に飛来し、厳冬期には雪の少ない地方で生活します。人家の庭先でも見かけることができます。
枝先などから地上に舞い降りて、昆虫を捕食します。ほかにも、木の実などを食べます。
秋冬には、雌雄とも1羽ずつで縄張りを持ち、渡りの直後は枝先などで頻繁に尾を振り、おじぎをするような仕草をしながら鳴き、縄張りを宣言します。
4月にはほとんどが北方の大陸に渡ります。北海道大雪山麓で、繁殖が確認されたこともあります。
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