春分の頃。爽やかな天気の夕暮れのひととき。空は紫色に染まり、時間の経過と共にその濃淡が刻一刻と変化していきます。
そんな空に、宵の明星が輝き始めます。
宵の明星と呼ばれる金星は、地球から見ると東側に輝けば明けの明星となり、西側に輝けば宵の明星と呼ばれます。
アラブやヨーロッパでは、明けの明星と呼ばれる女神アスタルテに捧げる日です。
聖母マリアの原型とも言われており、天界の支配者、王権の女王、万神の母、死者の霊魂を治める光るものを身にまとい、地球から見ると星として輝く女神アスタルテは星の女王と呼ばれています。
女神アスタルテが現れる紫色をした空の色と同じ色の宝石が、ソグディアナイトです。中央アジア、サマルカンドの古ソグディア王国の名前に由来する宝石です。
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