誕生石
ビーズのトルコ石(Turquoise)。
宝石言葉
願い。
誕生石物語
ヨーロッパでは6月下旬から狩猟と収穫の備蓄の季節になります。狩猟は貴族のスポーツです。動物の種類と生態によって解禁期が決められていて、雄鹿が終わり、雌鹿の狩猟の頃になります。
雄鹿は古ギリシャ・ローマでは薬草を見分ける能力があり、枝状の角は生命を生む露を落とし、土地を肥沃にする太陽のエンブレムです。角を落とすのは、キリストの復活を象徴しています。その姿から優美敏活、再生、不死、長寿を表し、明けの明星とも言われ貴族の館の飾りになっています。
かつてネイティブ・アメリカンは、狩猟の時に獲物を射る的を外さないお守りとして弓や矢にトルコ石のビーズを結び付けていました。怪我や危険から身を守ってくれる聖なる宝石です。
誕生石の特徴
ビーズは穴の開いた玉のことです。丸型だけではなく面をつけたものもあり、ネックレスなどの連に組むものです。
「祈」を語源とするように、ロザリオなどに使われていたことに由来します。
トルコ石は、インパクトのあるトルコ・ブルーの宝石です。
10段階で表示されるモース硬度は5〜6で低いです。内部は多孔質で、孔には水分が含まれているため、熱すると発熱して割れる原因となるため、熱にも要注意な宝石です。
誕生石占いと誕生石の力
目的を見失った八方美人です。
人の良さが裏目に出てしまい、最後には何も残らない人生で終わってしまう危険があります。
的を外さないと信じられてきたトルコ石を装って、積極的な行動をとってください。
もうひとつの誕生石
オパール。
宝石言葉
幸福を得る。
誕生石物語
まるで虹を閉じ込めたかのように多様な色彩を見せて輝くのがオパールです。古くから、地上でもっとも神秘的なものといわれてきました。
古代の呪術師たちは、オパールの色合いや輝きによって未来を占ってきました。
このような神秘的な性格から、オパールを身に付けることで数奇な運命が訪れると信じられてきました。
ローマ時代にはオパールは神に捧げるべきものとされていたので、神殿にはオパールの部屋が設けられていました。 |