南アメリカ原産の、つる性低木です。
良く分枝し、高さは約5mになります。
葉は、互生し、10cm〜17cmになります。3深裂し、茎の各節に巻きひげと托葉があります。
花は、径5cm〜7cmで、白色〜淡紫色です。花弁、雄しべ、雌しべ、総状の副花冠の配列が、時計のようになります。
果実は球形〜卵形です。熟すと黄色、濃紫色、赤色になります。厚さ約3mmの果皮の内側に、濃黄色のゼリー状の果肉が黒色種子を包みます。
実生、挿し木で増やすことができます。果実は食用になります。果肉を種子ごとスプーンですくって食べます。酸味と甘味があります。追熟させると甘味が増し、表皮にシワが出るころが目安です。日本には明治時代に渡来し、南西諸島、鹿児島県、沖縄県などで栽培されています。世界では、熱帯〜亜熱帯地域の広範囲で栽培されています。
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