マレー地方、モルッカ群島、ジャワ島の熱帯地域が原産の常緑高木。
高さは5m〜10mになります。枝は垂れ下がり、折れやすいです。
葉は、奇数羽状複葉です。夜になると垂れ下がります。
枝先や幹から集散花序を出し、径約1cmの淡桃色の5弁花を多数つけます。小葉は披針形です。
果実は、長さ約10cmの長楕円形です。5本の隆起した稜があり、表面は光沢があります。始めは緑色ですが、熟すと黄色〜橙色になります。
きわめて古い時代に、世界各地への伝わりました。中国では紀元前400年ごろから、心臓病に薬効がある果物として親しまれています。日本には、江戸時代に渡来しました。稜の先端を切り落とし輪切りにして果物として、野菜としてサラダに入れて食用になります。この他、ゼリー、ジャム、漬け物、飲料、カレー、砂糖の煮込み、果汁を発酵させて酢を作り食用にされます。
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