臓器や組織の圧力が浮腫や緊張のために高まり、循環器が障害を起こしている場合は、圧力を下げるために減張切開手術(げんちょうせっかいしゅじゅつ)を行います。
手指も損傷している場合は、機能障害を最小限にするため、壊死部分を取り除き、遊離皮弁術(ゆうりひべんじゅつ)を行います。遊離皮弁術とは修復する部位が皮膚だけでなく、脂肪組織や筋肉などが欠損している場合に使用する方法です。手術用顕微鏡を使用して血管や神経を縫い合わせるマクロサージャリー技術によって、切り離した組織の血管を、修復する部位の血管と縫合し、再び組織へ血液が流れるようにして生着させる方法です。
局所療法は、3度熱傷に準じた処置を行います。 |