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保存的治療法
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生活指導
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足を清潔に保つことが必要です。多少、ジュクジュクとしていても、お風呂に入り、シャワーでばい菌を洗い流したり、足浴で足指を清潔に保つようにしてください。
救急絆創膏などを使用して患部を覆うと、蒸れてしまい、かえってばい菌が増殖してしまいます。消毒した後は、できれば傷を覆わないようにしてください。もし患部を覆う場合、風通しの良い薄いガーゼ1枚にします。
窮屈な靴は避けるようにします。特にハイヒールや、先端の尖った革靴などは良くありません。
爪切りで深爪すると、かえって陥入爪を悪化させてしまいます。爪甲の食い込んだ部分を切り取れば、一時的に症状は軽快しますが、深爪をしていることになるので、結局は悪化してしまいます。爪甲のへりは丸くし、爪の縁が指先より短くならないように切ります。正しい爪の切り方を、皮膚科専門医に指導してもらってください。
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ばい菌が入った場合
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患部にばい菌が入ってしまった場合、抗菌薬を内服します。
赤いデキモノがあれば、それを除去します。
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外用薬
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副腎皮質ホルモン剤の外用も行います。
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皮膚科専門医の受診
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保存的療法には、副木法、テーピング法、爪アイロン法、人工爪、ワイヤー法、VHO法など、さまざまな治療法があります。深爪の場合は、人工爪による治療が有効です。
人工爪(スカルプチュアネイル)は、爪を長く見せるための人工爪や、その上に絵を描くネイルアート、美爪術(マニュキア)が流行しています。医療では、アクリル樹脂製の人工爪を作成し、ギプス代わりに使用します。陥入爪、巻き爪、軽い鈎彎爪(こうわんそう)なら、簡単に治療できる方法です。
皮膚に食い込んだ爪の先端を皮膚から持ち上げるようにし、その下に小さく切った脱脂綿を入れ、爪が皮膚から少し上に伸びるようにすると治ることもあります。
湾曲した爪を平らに矯正するようん、弾力のある小さなワイヤーを爪に刺しておく方法も、かなりの効果があります。
自己判断で治療せず、皮膚科専門医を受診するようにしてください。
突き刺さった爪を除去することはありますが、爪の変形が強くなるため、原則的に抜爪(ばっそう)は行いません。
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外科的治療法
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保存的治療で再発を繰り返す患者さん、不良肉芽組織(ふりょうにくげそしき)と呼ばれる側爪廓の盛り上がりが強く歩行が困難になる患者さんでは、外科的治療を行わないと完治は望めません。
手術には、フェノール法、鬼塚法、小島法などさまざまな治療法があります。
爪を生み出す皮下の部分も含めて、爪の両端を細く切除し、皮膚の上に乗せて固定する手術が広く行われています。手術後はかなりの痛みをともない、爪の形が美容的に不満足になるなどのデメリットがあります。
また、多くの手術では、手術中にも手術後にも強い痛みが生じます。局所麻酔を行う場合もありますが、局所麻酔を行う時に強い痛みが生じます。
皮膚科専門医を受診し、自分に合った治療法を選択してください。
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