そらいろネット > 家庭の医学 > 遺伝病・染色体異常 > 大理石病
 大理石病

大理石病の概要は?
おもな症状
  骨密度の増加
骨折
症状が似ている病気
  骨硬化症
頭蓋骨幹異形成症
頭蓋骨幹骨化過剰症
起こりやすい合併症
  貧血
骨髄炎
視野障害
聴力障害

大理石病ってどんな病気?
遺伝性の病気
  イメージ画像 遺伝性の病気です。別名を大理石骨病とも呼ばれます。
 骨は適度な硬さと弾性を持った組織です。しかし大理石病では、骨が大理石のように硬くなりすぎて、もろく折れやすくなります。
死亡することはほとんどない
   乳幼児期に発症すると死亡する場合もあります。この型は一般的ではなく、致死性であることが多いです。破骨細胞に関連する遺伝子の変異が原因となります。初期症状として、発育不全、自然にできる挫傷、異常出血、貧血などがあります。
 ほとんどが小児期以降に発症するもので、死亡することはありません。

大理石病の症状は?
骨折
  イメージ画像 骨が硬くなりすぎるため、まるでチョークを折ったように、骨折を起こすことがあります。
貧血・骨髄炎
   骨の中には、血液を造るための骨髄と呼ばれる空間があります。大理石病になると、骨髄の入っている空間が狭くなるので、血液を造る働きが悪くなります。
 その結果、貧血や骨髄炎が起こりやすくなります。
視野障害・聴力障害
   頭の骨に起こると、脳神経が通っている孔が狭くなり、神経が圧迫され視野障害、聴力障害など、さまざまな脳神経症状が現われたりする場合もあります。

大理石病の治療法は?
根本的治療法はない
  イメージ画像 現在は、大理石病の根本的な治療法がありません。
骨化のコントロール
   ビタミンD製剤の大量使用、低カルシウム食によって、骨の過剰な骨化を防ごうという治療が行なわれます。
神経を解放するための減圧手術
   骨の過成長によって、顔面に重度の歪みをもたらす場合もあります。歯の不正咬合によって専門的な歯科矯正処置が必要となることもあります。
 頭蓋内圧亢進を軽減するためや、絞扼した顔面・聴神経を解放するために減圧手術を行なうこともあります。
骨髄移植
   骨髄は血液を造るほかにも、免疫に働く細胞も作ります。骨髄の減少によって、感染症にかかりやすくなります。
 重症の貧血や、感染症に対しては、小児期までに骨髄移植が行なわれることもあります。
骨折の治療法
   骨折の治療は、ほとんどの場合は手術が行なわれます。しかし、普通の人よりも治りにくいとされています。
メインコンテンツ
 家庭の医学
 ・身近な植物図鑑
 ・身近な昆虫図鑑
 ・身近な野鳥図鑑
 ・身近な貝殻図鑑
 ・身近な生き物図鑑
 ・ベランダ園芸
 ・三浦半島観光地図
 ・大人の塗り絵
 ・ゲーム情報局
 ・日記
 ・コミュニティー
スポンサードリンク

からだのしくみと病気がわかる事典
華花生命の旋律
進化から見た病気 (ブルーバックス)
進化から見た病気
映画・ビデオ・DVD

  遺伝病・染色体異常  
リソソーム代謝異常症 そらいろネットホーム ミトコンドリア病・ミトコンドリア異常症
Copyright そらいろネット(ちーず。) All right reserved