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PNLとTUL |
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経皮的腎瘻(けいひてきじんろう)造設後に、経皮的に内視鏡、または腎盂鏡(じんうきょう)を挿入して、腎盂内の結石を観察しながら破砕する経皮的腎砕石術(PNL)と、尿道・尿管に内視鏡(尿管鏡)を挿入して尿管結石を破砕する経尿道的尿管砕石術(TUL)があります。 |
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現在のPNLの役割 |
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PNLは、体外衝撃波砕石術(ESWL)に先駆けて施行されました。現在ではESWLの普及によって、PNLは限定された治療法になりました。
しかし、ESWLにも限界があるため、大きな結石に関しては、依然としてPNLは有効です。 |
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TUL |
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中部尿管以下の結石で一般的に行われるのは、TULです。
腰椎麻酔(ようついますい)、または硬膜外麻酔(こうまくがいますい)によって、両足を開いて軽く上に上げた砕石位と呼ばれる体位で行います。 |
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TULの手順1 |
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膀胱鏡を挿入し、尿管口から尿管・腎盂までガイドワイヤーを挿入します。膀胱鏡を抜いてから、尿道から尿管鏡をガイドワイヤーに沿って尿管内に挿入します。熟練していれば、ガイドワイヤーは必ずしも必要ではありませんが、目安になるので安全な方法です。
尿道口が狭い場合には、尿管バルーンダイレーターで拡張してから、尿管鏡を尿管内に挿入します。 |
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TULの手順2 |
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通常は、尿管鏡は硬性尿管鏡を使用します。結石が衝撃などで腎盂内に戻ってしまった場合は、軟性尿管鏡を使用して砕石するか、尿管ステントを留置して、ESWLに切り替える必要があります。
内視鏡下、およびX線透視下で、尿管鏡を進めて結石まで到達させます。結石を観察しながら、砕石装置で砕石します。
砕石装置は4種類に大別できます。超音波、レーザー、小型のドリルのような圧搾空気電気衝撃、電気水圧衝撃の4種類です。
排石可能な大きさになるまで砕石して、尿管ステントを留置して手術は終了となります。 |
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PNLの手順1 |
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PNLは、硬膜外麻酔、または全身麻酔で、腹ばいの伏臥位(ふくがい)で行います。
超音波ガイド下、およびX線透視下で腎杯を穿刺し、腎瘻を造設します。サンゴ状結石、大きな腎結石の場合は、腎瘻を造設するスペースがなく、困難な場合もあります。
腎瘻が造設されたあとは、腎盂鏡が挿入できるまで腎瘻を拡張して腎盂鏡を挿入します。 |
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PNLの手順2 |
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TULと同様、内視鏡観察下に、砕石装置で破砕します。
大きな結石の場合は、結石を直接体外につまみ出すこともあります。
砕石後は、腎瘻を留置して手術は終了となります。 |