過剰指が完全な指としての形態を持つ場合、手術を行い過剰な指趾を切除します。
大きさや機能が似たような指のいずれかを切除すべきか、判断が難しいこともあります。指の位置、大きさ、骨、関節、筋腱との関連を考慮して切断指趾を決めます。この場合、専門的な知識・経験が必要になります。
拇指の多指症の場合、指先に近い関節部分から分岐していれば、小指側の大き目の指を残し、親指側の小さ目の指を切除します。
過剰な指を切除するとともに、それに付着していた筋や腱を、残すべき隣の指に移動します。
骨の変形を矯正(きょうせい)するため、骨切り術を行うこともあります。
手術後は、多くの症例で、形や美容面、安定性や機能面での改善がみられます。機能的な問題があれば、リハビリテーションが必要になります。 |