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両眼のまぶたが開きにくい場合 |
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両眼のまぶたが過度に緊張して開きにくくなるタイプでは、中年女性に多くみられます。
多くの場合、まばたきが非常に多い瞬目過剰(しゅんもくかじょう)、光を異常にまぶしく感じる羞明(しゅうめい)などの症状をともないます。痙攣は明るい場所でひどくなり、暗い場所では軽減します。また、活動や緊張によってひどくなり、休息によって軽減します。
重症例では、まったく眼が開けられなくなってしまいます。 |
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片眼のまぶたが開きにくい場合 |
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片眼性の場合も、中高年に多くみられますが、男女差はありません。
同じ側の唇に痙攣をともない、流涙(りゅうるい)の自覚症状があります。 |
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眼球異常の場合 |
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眼球の異常では、眼痛、異物感、かゆみ、羞明、流涙などの症状があります。 |
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繊維束収縮(せんいそくしゅうしゅく)の場合 |
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繊維束収縮は、突然、まぶたの一部分がピクピクと瞬間的に痙攣し、違和感はあるものの、痛みなどはありません。開瞼も正常です。
一度起こると、時々、何度か繰り返します。疲労時によく起こります。
たいていの場合、1週間〜2週間で症状は治まります。 |