老人性難聴では、物音や人の声は聞こえても「言葉」を聞き分けるのが難しい点にあります。そのため相手の言葉が聞き取れないため、相手が話している通りに理解できず、聞こえた部分をヒントにして推測による理解になってしまいます。時として都合の良い事だけしか聞かないという不評を買ってしまうこともあります。こうなると本人はかえって疑い深くなったり、引っ込み思案になったり、頑固さが増すようにも見えてしまいます。本人の性格ではないため、丁寧に接することが大切です。
ゆっくりしすぎた話し方や、口を大きく動かしすぎると、かえってわかりにくくなることがあります。声の大きさも大きければ良いというわけではありません。人によって聞き取りやすい言葉のスピードや、声の大きさがあります。 |