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急には発症しない
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急激に症状が現われることはありません。頚部の症状から始まり、徐々に上肢や下肢に症状が出るようになります。
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肩凝りなどから
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頚部の症状としては、肩や首の筋肉が緊張して肩凝りや、圧痛などがあらわれます。
また、頚部の前屈・後屈の際に、後頚部・肩・上肢に放散するような痛みがあらわれます。
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腕の症状
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上肢の症状としては、上肢の痛みとともに、脱力感、疲労感、手指の感覚異常、冷感、こわばりなどを感じることがあります。また、手先の仕事、書字、物をつかむなどの動作ができにくくなり、時間がかかるようになります。
感覚異常は、圧迫部位の高さに一致します。第5頚椎椎間板の場合は母指、第6頚椎椎間板の場合は中指、第7頚椎椎間板の場合は小指に、それぞれ感覚異常があらわれます。
症状が進行すると、手の筋肉が萎縮したり、皮膚温の低下、発汗異常、手指の変形などがあらわれます。
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下半身の症状
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脊髄に圧迫が起こると、下肢に症状があらわれます。
歩行障害、便秘、排尿障害などの症状が現われます。
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その他の症状
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椎骨の変形によって、頭蓋内に行く動脈が圧迫されると、首を曲げた時などには、血行障害が起こります。その結果、めまいを引き起こすこともあります。
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