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セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ

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セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ

[和名・種類]

セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ

[学名]

Uroleucon nigrotuberculatum

[英名]

-

[名前の由来]

背高泡立草髭長油虫。セイタカアワダチソウに寄生するヒゲナガアブラムシのこと。

[分布]

本州〜九州

[科名]

カメムシ目アブラムシ科

[体色]

赤色

[時期]

3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月

[特徴・生態]

 空き地、荒地などに生息する、アブラムシの仲間。
 体長は2.5mm〜4mmになります。体は全身が鮮やかな赤色で、体表には薄くワックス質で覆われています。触角、角状管、腿節後半以降は黒色です。尾片は黄色〜赤色です。
 幼虫は、成虫に良く似た姿をしています。
 食べ物は、成虫、幼虫ともに、植物の汁を吸います。セイタカアワダチソウに集団を作って寄生します。
 生活型は、卵→幼虫→成虫の、不完全変態(小変態)を行います。
 北アメリカ原産の外来種で、1980年代に日本に帰化したと考えられています。

[観察・感想]

 セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシの成虫と幼虫の写真です。
 とても長い名前を持つ昆虫の一種です。これほどまでに長いと、ホームページのレイアウトが崩れてしまうので、かなり迷惑です・・・。もう少し、短い名前にしてくれれば良かったのに。トゲアリトゲナシトゲトゲハムシが、昆虫の名前では一番長いと思ってたんだけど。それ以上に長い・・・
 お尻に黒いツノみたいなのがあるのが成虫ですが、完全な成虫ではなさそうです。何にもないものや、ツルツルしているのは幼虫です。羽根が生えているのは、成虫ですが、有翅タイプです。アブラムシの集団が増え過ぎると、分布を広げるために、羽根を持ったタイプが産まれてくるらしいです。
 セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシは、セイタカアワダチソウにしか寄生しないみたいです。逆にセイタカアワダチソウの方も、寄生されるアブラムシはセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシだけみたいです。
 遠くから見ると、茎が赤いセイタカアワダチソウ。近付いて良く見てみたら、赤いのはアブラムシの集団だったりして鳥肌が立つことがあります。とても気持ち悪いアブラムシです。
 セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシって、染料になるのかな?洋服に赤い汁が付いたりすると、洗濯してもなかなか落ちないんだよなー。

[写真撮影]

2008年06月27日

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