ヨコバイ亜目と、カメムシ亜目
カメムシ目、または半翅目(はんしもく)といいます。亀虫目とは書かないのが一般的です。
外見上も非常に多種多様で、生活方法も多種多様なグループです。昆虫マニアに人気のグループで、カメムシ屋なんて呼ばれる人たちもいます。
ヨコバイ亜目には、セミ、アブラムシ、カイガラムシなどが含まれます。カメムシ亜目には、一見すると甲虫目っぽいカメムシ、タガメ、アメンボなどが含まれます。
口が針状になっているのが特徴です。チョウ目のようにクルクルと巻きヒゲ状にはならず、直線的なものが多いです。
このとがった針状の口を利用して、植物食のものでは維管束の道管や師管を口針で探り当て内部を流れる液を吸ったり、種子、葉、などから栄養分を吸い取ったりします。動物食のものでは、麻痺性の毒を注入して動けなくなったあとに体液を吸い取ったりします。タガメに刺された痛い思いをしたことがある人もいるのではないでしょうか。
おもな観察場所は神奈川県横須賀市と三浦市の三浦半島を中心としています。 |