平地、林、クワ畑、果樹園などで普通に見かけるカメムシの一種。
大きさは約16mmになります。体は暗褐色で、黄褐色の小紋が多くあります。体色は変化に富み、暗紫色や赤褐色を帯びる個体もいます。頭部は突き出ますが、先端は幅広く丸くなります。触覚は体色と同色で、関節部が白色です。
幼虫は成虫に似た姿をしています。頭部、胸部、腹部前方の節の側面に鋭い突起があります。
越冬形態は成虫です。屋内に集団で入り込んで越冬することがあり、数千匹〜数万匹にも達することがあります。マルカメムシと同様に、強烈な悪臭が問題になとなる不快害虫でもあります。
食べ物は、クワ、クサギなどのほかに、さまざまな植物の汁を吸います。ウメ、モモ、ナシ、リンゴなどの果実の汁を吸うため、害虫とされています。
生活型は、卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行います。食べ物となる葉の裏に、20個〜30個の卵を産み付けます。
|