畑地、平地、山地などに広く生息しているノコギリカメムシの仲間。
体長は13mm〜16mmになります。体色は黒褐色で、腹面には赤胴色の光沢があります。頭部はシャベル状に大きく突出し、頭頂は凹陥します。触覚は太く4節で、先端は橙褐色です。前胸背前縁と縁線に、尖った三角形の突起があります。小楯板は舌状で、腹部側縁は鋸歯状です。半翅鞘の膜質部は大きく、淡褐色です。胸板の正中線には、顕著な溝があります。
越冬形態は成虫です。朽ち木の樹皮下や、枯れ葉の下で越冬します。
食べ物は、ウリ科のカラスウリ、カボチャ、キュウリなどの茎から植物の汁を吸います。ウリ科の野菜の害虫として知られています。
生活型は、卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行います。食草の茎に1列に並べて産卵します。 |