平地、低山、人里などで、普通に見かける丸い形をしたカメムシ。
秋になると、都市郊外にふえてきたクズに多く集まり、人家に飛んできたりします。特に、徳島県、神奈川県で多く見られます。
大きさは約5mmになります。光沢のある暗黄褐色で、黒色の点刻があります。小楯板が大きく、腹部全体を覆います。翅は小楯板の下に二つ折りに畳み込まれています。腹部腹面はメスでは中央部が暗化し、オスでは軟毛が生えます。
ヤマフジやクズなど、マメ科の植物の汁を好んで吸います。
ヤマフジやクズに産卵し、バナナ形の卵を2列に並べて産み付けます。幼虫は成虫に似た姿です。卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行います。
成虫のまま、集団で冬を越します。
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