双子葉類綱離弁花類バラ目に属する植物の分類のひとつです。独特の蝶のような形の花を持ち、豆状の果実と種子を作ります。草本も、木本もあります。
世界では18000種類ほどあり、日本では100種類ほどが自生しています。双子葉植物の中では、キク科に次いで大きな科になります。
葉が羽状複葉になるものが多く、就眠運動をするものもあります。夜になると葉柄や小葉の根元で折れ曲がり葉を閉じます。ツル状になるものが多く、茎が巻き付くものと、巻きひげを発達させるものがあります。
学校で習ったりすることもありますが、一部のマメ科の植物は根に根粒菌という細菌が寄生し、根粒を作ります。植物から栄養分をもらう代わりに、大気中の窒素を硝酸塩に変えて植物に吸収されやすくする働きがあります。このため、マメ科の植物はやせている土地でも育つものが多く、家庭菜園でも育てやすい植物になります。
食用や、観賞用だけでなく、窒素分の肥料として使われることもあります。
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