[名前] |
ツルマメ |
[学名] |
Glycine soja |
[英名] |
Wild soya bean |
[名前の由来] |
蔓豆。茎がツル状になるマメのこと。
別名、ノマメ(野豆)。 |
[分布] |
北海道〜九州 |
[科名] |
マメ科属 |
[花色] |
淡紅紫色 |
[花期] |
8月・9月 |
[特徴] |
野原や道端などに生えるつる性の一年草。
全体に下向きに粗毛が多く生えます。茎は細く他物に巻きつき、長く伸びます。
葉のわきから総状花序を出し、長さ5mm〜8mmの淡紅紫色の蝶形花を3個〜4個つけます。
葉は3出複葉で、狭卵形〜披針形の小葉からなります。両面とも毛があります。小葉は長さ2.5cm〜8cm、幅1cm〜3cmです。
果実は淡褐色の毛が密生する、長さ2cm〜3cmの豆果です。2個〜3個の種子が入っています。
学名のsojaはしょう油の意味があります。ダイズ(大豆)の原種と考えられています。ダイズは油や蛋白質の重要な資源として、広く栽培されています。若い種子を食べる枝豆は、大豆用とは違う品種で大型の種子をつけます。 |
[感想] |
2003年から植物観察をしているので、最近では新しく見かける野草の種類もかなり減少してきましたね。樹木や園芸品種では、まだまだ見たことのない植物がたくさんありますが、野生種の草本ではあまり見かけなくなりました。自分の身近に生えている野草は、ほとんど写真を撮ったかなって感じがします。
この写真を撮ってるときは、カスマグサだと思って撮影していました。家に帰って写真を良く見てみると、葉が3枚しかないんですよ。カスマグサの葉はたくさんの小葉からなるはずなのに・・・
おかしいなーと思って真剣に図鑑を見ていたら、名前が判明しました。ツルマメでした。今まで見たことのない植物でしたよー。身近でも、まだまだ見たことのない植物がたくさんあるかもしれません。 |
[写真撮影] |
2007年09月09日 |
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