[和名・種類] |
エニシダ |
[学名] |
Cytisus scoparius |
[英名] |
Common broom |
[名前の由来] |
金雀枝。学名のゲニスタがエニスダ、エニシダと転訛したもの。 |
[分布] |
ヨーロッパ原産 |
[科名] |
マメ科エニシダ属 |
[花色] |
黄色・紅色 |
[花期] |
4月・5月 |
[特徴・解説] |
ヨーロッパ原産の半常緑(時に落葉)低木。河原や崩壊地などに野生化していることもあります。
高さは1m〜2mになります。
葉は互生し、卵形で、普通は3出複葉ですが、ときに1小葉に退化しています。
前年枝の葉腋に長さ約2cmの黄色の蝶形花を1個ずつ付けます。昆虫が花に止まって力を掛けると、翼弁と竜骨弁が開いて、雄しべと雌しべが飛び出して昆虫に触れ、送受粉します。翼弁に赤いぼかしの入ったホオベニエニシダ、白色の花を付けるシロバナエニシダ、シロエニシダなどの品種もあります。
果実は長さ4cm〜5cmの豆果です。始めは緑色ですが、8月〜10月に黒褐色に熟します。種子は長さ約3mmです。
江戸時代に渡来しました。庭や公園に植えられていますが、近年では斜面の緑化や砂防樹に用いられています。切り花にも利用されます。挿し木、実生で増やすことができます。 |
[感想] |
エニシダの花の写真です。後ろの方につぼみも見えます。
『久しぶりにミヤコグサの写真ゲットー』なんて思いながら写真を撮影していたんですが・・・。家に帰ってから図鑑と特徴を比べてみると、ミヤコグサとちょっと違う。でも背の高さ、花、葉の枚数はミヤコグサと同じだし、生えている雰囲気もミヤコグサそのものだったし。もしかしたら、帰化植物のセイヨウミヤコグサかなーなんて思いながら調べていました。それでも何か違和感があります。
もしかして小低木なのではと思い、樹木図鑑をひも解いてみる。そしたらエニシダという植物を発見したー。特徴が一致したので、エニシダで間違いなさそうです。
園芸種なのに、なんで草原で野生化して生えてるし。背の高さもミヤコグサと変わらないし。エニシダっていったら、枝にビッシリと花を咲かせるイメージなんだけど。どこかから種子が運ばれてきて、人知れず成長していたんだろうなー。紛らわしいエニシダです。ミヤコグサの写真が撮りたかったんだけどなぁ・・・ |
[写真撮影] |
2008年04月26日 |
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