[和名・種類] |
ネムノキ |
[学名] |
Albizia julibrissin |
[英名] |
Mimosa |
[名前の由来] |
合歓の木。
眠之木。夜間に小葉が閉じて眠っているように見えることから。 |
[分布] |
本州以南、東アジア〜南アジア |
[科名] |
マメ科ネムノキ属 |
[花色] |
淡紅色 |
[花期] |
6月・7月 |
[特徴・解説] |
川岸や原野などに生える、落葉高木。
高さ約10mになります。樹皮は灰褐色で、皮目が多くあります。枝は暗色で無毛、ジグザグに屈曲します。冬芽は葉痕の下に隠れて見えません。
葉は互生し、長さ20cm〜30cmの2回偶数羽状複葉です。7対〜12対の羽片がほぼ対生します。羽片には小葉が15対〜30対対生します。子葉は、長さ1cm〜1.7cm、幅4mm〜6mmです。夜になると葉が垂れ下がり、小葉が閉じて、眠っているように見える睡眠運動をします。
枝先に淡紅色の花が10個〜20個、頭状に集まって咲きます。夕方に咲き始め、約2日でしぼみます。花弁はなかほどまで合着し、長さ約8mmの漏斗状です。花弁のように見えるのは多数の雄しべで、長さ3cm〜4cm、花の外側に長く突き出てよく目立ちます。雄しべが約30本が基部で筒状に合着し、1本の雌しべを囲みます。雌しべは白色の糸状で、雄しべより長くなります。
果実は豆果です。長さ10cm〜15cm、幅1.5cm〜2cmで、10月〜12月に褐色に熟します。種子は長さ5mm〜9mmの楕円形で、10個〜18個入っています。 |
[レポート] |
ネムノキのつぼみです。
ネムノキの花や葉は、見たことある人が多いと思いますが。ネムノキのつぼみって、見たことある人は意外と少ないんじゃないかなーと思います。
ネムノキのつぼみは、くすだま状になっています。まったく他の植物のように見えますね。実は自分も、ネムノキのつぼみをマジマジと観察するのは初めてだったりします。こんな形をしていたんですねー、知りませんでしたー。
そもそも、ネムノキの花すら、マメ科の植物の花とは思えないような形をしているからなー。普通はマメ科の植物といえば、蝶形の花が特徴なんですが。ネムノキは、毛みたいな花を咲かせるからなー。図鑑で調べてみたところ、花のように見える部分は、意外にも雄しべなんだとか。花びらは、花を手に取って分解しないと、見分けられないみたいです。
そのうち、機会があったら、ネムノキの花弁も調べてみようかと思います。でも、花をむしり取るのって、やっぱり良くないよね(^^ゞ。自分が育てているなら問題ないけど。 |
[写真撮影] |
2008年07月03日 |
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