そらいろネット > 身近な植物図鑑 > 07月 > 樹木・木本 > アケビ科 > ミツバアケビ

ミツバアケビの果実


ミツバアケビ

[和名・種類]

ミツバアケビ

[学名]

Akebia trifoliata

[英名]

Three leaf akebia

[名前の由来]

三葉木通、三葉通草。葉が3枚のアケビのこと。

[分布]

日本各地、中国

[科名]

アケビ科アケビ属

[花色]

黒紫色(果実:緑色に掲載)

[花期]

4月5月

[特徴・解説]

 山地に普通に生えるつる性落葉樹。
 樹皮は灰黒褐色で、円形の皮目があります。つるは右巻きで、他の木などに巻きついて長く伸びます。古いつるには短枝が発達します。
 葉は互生し、長い葉柄を持つ3出複葉です。古いつるでは、短枝に集まってつきます。小葉は卵形で、縁に波形のあらい鋸歯があります。
 雌雄同株です。総状花序を垂らし、黒紫色の花をつけます。花には花弁はなく、花弁状の萼片が3個あります。花序の先端に雄花が10数個つき、基部側に大型の雌花が1個〜3個つきます。雄花は直径約5mm、オシベ6個、雌花は直径2cm〜4cm、円柱形のメシベが3個〜6個あります。
 果実は液果で、長さ約10cmの楕円形です。果皮は厚く、10月に紫色に熟すと縦に裂けます。種子は黒褐色です。
 果実はアケビに似て、果肉、果皮に甘味があり食用になります。若芽も山菜として食用になります。つるは細工物に利用されます。

[観察・感想]

 ミツバアケビの果実の写真です。
 まだ熟していないので、パカっと割れたりはしていません。熟してパカっと割れるまで、まだ数ヶ月くらいかかるんじゃないかなー。食べられるのは、秋になってからなので。
 子供の頃に食べたことあるけど、あんまり美味しくなかったなぁー。最近では高級品のフルーツになっていますが、種子がいっぱいあって食べづらいし。種子も一緒に飲み込んじゃうのが野生児の食べ方ですが、種子は食べないのが現代人の食べ方です。ほんのり甘いだけなので、野生のアケビを見付けたら、その場で食べながら、種子をプップッと吐き出すのがいいのかも。
 外側の皮も、炒めたりして食べることができます。ただ、野生の自分でとってきたアケビの皮は食べられるけど、スーパーなどで売られているアケビの皮は、苦くて食べられないと思います。
 アケビ、ゴヨウアケビ、ミツバアケビとありますが、アケビの仲間の新芽も、食べることができます。地域によって呼び方が異なるかもしれませんが、自分の地元では「木の芽」って呼ばれています。木の芽っていう名前があるし、いちよ落葉樹だけど、アケビの仲間は木ってイメージではないですねー。

[写真撮影]

2008年07月03日

ミツバアケビ
ミツバアケビ花
ミツバアケビ
ミツバアケビ花
ミツバアケビ
ミツバアケビ花
ミツバアケビ
ミツバアケビ果実
ミツバアケビ
ミツバアケビ果実
-
-
-
メインコンテンツ
 
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
無料で塗り絵
ゲーム情報局
日記
コミュニティー
 
広告
SNS
チェック
このエントリーをはてなブックマークに追加


  7月-樹木・木本  
ネムノキ そらいろネット タシロラン
Copyright そらいろネット All right reserved.