[和名・種類]
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ソラマメ
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[学名]
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Vicia faba
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[英名]
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Broad bean
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[名前の由来]
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空豆。空に向けて、実を付けることから。
蚕豆。ソラマメの形が、蚕の作るマユににているため。
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[分布]
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北アフリカ原産
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[科名]
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マメ科ソラマメ属
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[花色]
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白色
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[花期]
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3月・4月
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[特徴・解説]
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北アフリカ原産の一年草〜越年草の野菜。西アジア原産とする説もあります。
高さ40cm〜80cmになります。
春に、葉脇から微紫色を帯びた蝶形花を開きます。
葉は羽状複葉です。
さやには3個〜4個の種子があり、偏平で大きく、緑色〜褐色をしています。
古くから、栽培されてきました。世界各地で栽培され、日本では愛媛・千葉が有名。大粒の一寸、おたふく、小粒の房州早生などの品種があります。ゆでたり、煮たりして食べます。
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[栽培・育て方] |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
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種蒔き→ |
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収穫→ |
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←施肥 |
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タネまきはサザンカの咲く頃に行います。オハグロと呼ばれるヘソの部分を斜め下にし、土を3cmほど被せます。培養土は、石灰を少量施しておきます。株間は20cmくらいにします。
冬を越し、春になると花が咲き始めまし。茎葉の先端にアブラムシが付きやすいので注意しましょう。
サヤが下を向き始め、中のマメが膨らんだら収穫です。収穫が遅れると固くなって味が落ちてしまいます。
連作障害がおきやすいです。根に根粒菌が寄生して、空気中のチッ素をとりこんでくれるので、肥料は控えめにします。 |
[観察・感想]
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ソラマメのマメの写真。マメなんだけど、鞘とか、豆果とか、難しい言葉を使ったりします。鞘を丸ごとひとつで、ソラマメって呼ぶのが普通だけど。誤解を避けるために、難しい専門用語を使うみたい。日本語の表現の難しさですね。権威付けと言うよりも、日本語の限界のようなものです。
ソラマメの苗は、他のマメ科の植物と同じでつる性だと思っている人が多いと思うんだけど。実はソラマメはつる性ではなく、直立して育ちます。マメの仲間って言えば、ツルで伸びるものだっていうイメージが強いんだけど。
しかもソラマメのソラマメは、上向きに付くんですよ。普通に考えると、ぶら下がっているイメージだと思うんですが。
実は自分自身も、ソラマメはえんどう豆のようにツル性の植物で、マメがぶら下がって付くと思っていたんですよ。実物を見た時は、とても驚きました。それを知ったのは、大人になってからだからなー(^^;)
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[写真撮影]
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2008年04月24日
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