道端や空き地などに生える、ヨーロッパ・北アフリカ原産の多年草。
茎は地をはって長く伸びます。
葉のわきから長い柄を出し、先端に白色の蝶形花を30個〜70個つけ、花序はほぼ球形になります。ひとつの花の長さは8mm〜12mmで、長さ3mmほどの花柄はついています。受粉すると外から順に垂れていきます。普通はミツバチによって他花受粉します。
葉は長さ1cm〜2.5cm、幅0.8cm〜1.8cmの倒卵形〜倒心形の3小葉からなります。小葉には白色紋が入ることが多いです。まれに4小葉のものがあり、幸運の象徴として珍重されます。葉柄は長さ5cm〜15cmとなります。
果実は豆果です。花のあとも残る花弁と萼に包まれています。
上質の蜂蜜が採れます。株によってはまれに、葉に青酸を含むことがあります。日本では明治時代に牧草として導入されたものが、各地で野生化しました。牧草として世界中に広まり、日本でも全国的に分布しています。 |