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クマゼミの羽化


クマゼミ

[和名・種類]

クマゼミ

[学名]

Cryptotympana facialis

[英名]

Blackish cicada

[名前の由来]

熊蝉。体が大きく黒色である事から熊に例えたもの。
別名、シャーシャーゼミ、ナベカキ。

[分布]

関東地方以西

[科名]

カメムシ目セミ科

[体色]

黒色

[時期]

7月・8月・9月

[特徴・生態]

 平地の林、市街地などに生息するセミ。
 大きさは40mm〜48mm、翅端までは60mm〜65mmになり、日本のセミの中でもっとも大きなセミになります。体はおもに黒色で光沢がありますが、新鮮な個体は黄白色の微毛で覆われ、腹部の第3背板の両側の前縁に幅の狭い白色帯があります。
 幼虫は終齢幼虫は大きな前脚を持っています。
 越冬形態は卵か、幼虫です。
 食べ物は植物の樹液を吸います。センダン、アオギリ、カキ、サクラ、カラスザンショウ、クサギ、マサキなどの木を好み樹液を吸います。1本の木に10匹以上が集団で止まっていることも良くあります。
 生活型は卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行ないます。卵から羽化するまで7年を要しますが、成虫の寿命は2週間程度です。
 鳴き声は大きく、「シャア、シャア」と鳴きます。明け方からいっせいに鳴きだし、昼頃には鳴きやみます。そして夕方に再び鳴き始めます。
 西日本では、ごく普通に見られるセミですが、関東地方ではほとんど見られません。

[観察・感想]

 クマゼミの羽化の写真です。げんぱきんさまより、写真を提供していただきました。
 まさに、決定的瞬間の写真です。スクープ写真です。幼虫から脱皮して、羽化中のクマゼミです。大型のセミと言われていますが、やっぱりデカい!!
 クマゼミは、三浦半島ではほとんど見かけることがありません。生息は確認されていますが、個体数はかなり少ないようです。三浦半島でもっとも多く見かけるセミは、アブラゼミです。きっと、個体数も多いんだと思います。人の生活圏内では、アブラムシが多いと言われているし。
 クマゼミは南方系のセミで、地球温暖化やヒートアイランド現象の影響で、少しずつ分布域が北上していると言われています。今まで聞いたことのないセミの鳴き声が聞こえてきたら、それはクマゼミかもしれません。
 自分自身の生息域では、クマゼミはいないみたいです。

[写真撮影]

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