平地の林、市街地などに生息するセミ。
大きさは40mm〜48mm、翅端までは60mm〜65mmになり、日本のセミの中でもっとも大きなセミになります。体はおもに黒色で光沢がありますが、新鮮な個体は黄白色の微毛で覆われ、腹部の第3背板の両側の前縁に幅の狭い白色帯があります。
幼虫は終齢幼虫は大きな前脚を持っています。
越冬形態は卵か、幼虫です。
食べ物は植物の樹液を吸います。センダン、アオギリ、カキ、サクラ、カラスザンショウ、クサギ、マサキなどの木を好み樹液を吸います。1本の木に10匹以上が集団で止まっていることも良くあります。
生活型は卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行ないます。卵から羽化するまで7年を要しますが、成虫の寿命は2週間程度です。
鳴き声は大きく、「シャア、シャア」と鳴きます。明け方からいっせいに鳴きだし、昼頃には鳴きやみます。そして夕方に再び鳴き始めます。
西日本では、ごく普通に見られるセミですが、関東地方ではほとんど見られません。
|