平地から山地の林、果樹園、市街地などに生息するセミの仲間。
大きさは20mm〜24mm、翅端までは35mmになります。アブラゼミと同様に翅に色が入っており、灰色のまだら模様は樹木に止まると樹皮の模様に溶け込んでしまい目立たなくなります。梅雨が明けた頃から現われ始め、8月中旬くらいになると、数が減っていきます。
幼虫は土の中で暮らします。終齢幼虫は大きな前足を持ちます。終齢幼虫の抜け殻は、全身が泥だらけで、他のセミと用意に区別できます。形はやや丸みを帯びています。
卵、または幼虫で越冬します。
食べ物は、樹液を吸います。とくに、サクラ、ビワ、カキなどを好み、ナシや柑橘類の果樹園で大発生することもあります。
生活型は、卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行います。
鳴き声は、「チー」という連続音で鳴きます。明け方から、昼過ぎくらいまで鳴きます。
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