園芸植物などの害虫として知られる、コナジラミの仲間。1974年に広島県で初めて確認され、現在では日本各地に生息しています。
成虫は約2mmの白い蛾のような形をしており、被害植物に触れると白い虫が飛び交います。白色の翅を持ち、体は淡黄色です。
約28日周期で、卵→幼虫→蛹→成虫の完全変態をします。
成虫は幼虫が養分を吸いやすいように柔らかい新葉の葉裏に産卵します。幼虫は楕円形で、乳白色〜淡黄緑色をしています。移動せず、表面にろう質を作り、固着生活を営みます。
関東以西では屋外でも越冬します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、葉緑素が抜け白いカスリ状の葉になってしまいます。生育が悪くなり、発生量が多く被害が拡大すると、枯死することもあります。また、排泄物の上にはすす病が発生します。アブラムシ同様、ウイルス病を媒介します。 |