低山帯から山地の林、市街地に生息するセミの仲間。
体長はオスで28mm〜38mm、メスで21mm〜25mmになります。体色は個体によって変異に富みます。頭胸部は緑色で黒色と褐色の斑があり、前胸背の中央に緑色の筋があります。腹部は赤味を帯びます。オスの腹部はメスの腹部に比べて著しく大きくなるため、雌雄の見分けが可能です。オスの腹部の第3腹板には気門の後方に当たり、側方に突出する顕著なイボ状突起があり、第4腹板にも小突起があります。
幼虫は、終齢幼虫では大きな前脚を持ちます。
越冬形態は、卵、または幼虫です。
食べ物は、樹液です。
生活型は、卵→幼虫→成虫の、不完全変態(小変態)を行います。 オスとメスは、頭を反対側に向けて交尾をします。
鳴き声は、寂しそうな声でカナカナと鳴きます。強い日差しの中で鳴くことは好まず、早朝や夕刻、曇天に鳴きます。
セミヤドリガ科のセミヤドリガ、ニクバエ科のヒグラシヤチニクバエが寄生することがあります。 |