そらいろネット > 身近な昆虫図鑑 > カメムシ目・半翅目 > セミ科 > ヒグラシ

ヒグラシの羽化


ヒグラシの羽化

[和名・種類]

ヒグラシ

[学名]

Tanna japonensis

[英名]

Evening cicada

[名前の由来]

蜩、茅蜩、秋蜩、日暮など。日暮れ時に鳴くことから。
別名、カナカナゼミ。

[分布]

北海道南部以南

[科名]

カメムシ目セミ科

[体色]

黄褐色

[時期]

7月・8月・9月

[特徴・生態]

 低山帯から山地の林、市街地に生息するセミの仲間。
 体長はオスで28mm〜38mm、メスで21mm〜25mmになります。体色は個体によって変異に富みます。頭胸部は緑色で黒色と褐色の斑があり、前胸背の中央に緑色の筋があります。腹部は赤味を帯びます。オスの腹部はメスの腹部に比べて著しく大きくなるため、雌雄の見分けが可能です。オスの腹部の第3腹板には気門の後方に当たり、側方に突出する顕著なイボ状突起があり、第4腹板にも小突起があります。
 幼虫は、終齢幼虫では大きな前脚を持ちます。
 越冬形態は、卵、または幼虫です。
 食べ物は、樹液です。
 生活型は、卵→幼虫→成虫の、不完全変態(小変態)を行います。 オスとメスは、頭を反対側に向けて交尾をします。
 鳴き声は、寂しそうな声でカナカナと鳴きます。強い日差しの中で鳴くことは好まず、早朝や夕刻、曇天に鳴きます。
 セミヤドリガ科のセミヤドリガ、ニクバエ科のヒグラシヤチニクバエが寄生することがあります。

[観察・感想]

 ヒグラシの羽化です。
 羽化途中に、失敗しちゃったみたいですね。羽化中に身体が硬くなってしまい、そのまま殻から抜け出ることができなくなってしまったみたいです。
 本当なら、羽化中は白い色をしていますが、すでに身体には色付き始めているし。羽化は夜間に行われるものだけど、すでに夕方になっているし。まだ生きているのかなって思って、軽く指でツンツンとしてみましたが、まったく反応はありませんでした。羽化に失敗して、そのまま死んじゃったみたいです。
 アブラゼミかなって思っていたんですが。幼虫の大きさがアブラゼミに比べて、少し小さかったので。背中の色は茶色がメインになっているし。アブラゼミだったら背中が黒くなっているはずだし、ミンミンゼミだったら緑色っぽいはずだし。ツクツクボウシだと、抜け殻の色がちょっと違うし。
 そういったことを考えて、ヒグラシとしてみました。あってるかな?

[写真撮影]

2008年07月30日

[関連ページ]
-
-
-
-
メインコンテンツ
 ・家庭の医学
 ・身近な植物図鑑
 身近な昆虫図鑑
 ・身近な野鳥図鑑
 ・身近な貝殻図鑑
 ・身近な生き物図鑑
 ・ベランダ園芸
 ・三浦半島観光地図
 ・無料で塗り絵
 ・ゲーム情報局
 ・日記
 ・コミュニティー
スポンサードリンク


  カメムシ目-セミ科  
ニイニイゼミの成虫 そらいろネット ニイニイゼミ
Copyright そらいろネット All right reserved.
mixiチェック
このエントリーをはてなブックマークに追加