[和名・種類] |
ツマグロオオヨコバイ |
[学名] |
Hydrangea macrophylla f. hortensia |
[英名] |
Black tipped leafhopper |
[名前の由来] |
褄黒大横這。前ばねの端が黒く、敵が近付くと横にはって枝の反対側に移動することから。 |
[分布] |
本州〜九州 |
[科名] |
カメムシ目オオヨコバイ科 |
[体色] |
黄緑色、死後はオレンジ色に変わります。 |
[時期] |
4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月 |
[特徴・生態] |
草地、低山地の林などに普通に生息する、オオヨコバイの仲間。
体長は翅端まで含めて、約13mmになります。頭部は前胸より狭く、頭頂には顕著な楕円形の黒紋があります。複眼と単眼は黒色で、単眼は頭頂の基部寄りにあります。前胸背には、黒色の3円紋があり、三角形に配列されています。
幼虫は、成虫に似た姿をしています。
越冬形態は、成虫です。
食べ物は、チャ、クワ、ブドウなどの樹木の道管液を吸います。1日の85%を植物の汁を吸ってすごしているといわれています。5月ごろには、アジサイなどに群れて止まり、糖分を含んだ排泄物を雨のように落とすこともあります。果樹などを害することもあります。
生活型は、卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行います。
灯火に飛んでくることもあります。一回り小さいツマグロヨコバイは、イネの害虫として有名です。 |
[観察・感想] |
ツマグロオオヨコバイの成虫の写真です。
オオヨコバイやヨコバイの仲間はたくさんいても、見かけることができるのは、ツマグロオオヨコバイくらいかなー。他の種類は見たことがないです。自分が昆虫を探さないから気付かないのか、葉の裏などに隠れてしまって気が付かないだけなのか・・・
この写真のツマグロオオヨコバイも、最初は葉の表側にいたのですが。カメラを向けて写真を撮っている間に、サササッと横に移動していき、葉の裏側に隠れてしまいました。そのため、上下が逆さまの写真になっています。人の気配を感じると、すぐに移動してしまうんだよね。
ツマグロオオヨコバイの顔って、たくさんの目があるように見えます。顔に5個の目があるように見えるし、背中に6個の黒色模様があるので。すぐに人の気配を察することができるので、実は本当にたくさんの目を持っていたりするのかもしれない! |
[写真撮影] |
2008年08月29日 |
[関連ページ] |
|