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 アシナガキンバエ
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アシナガキンバエ

[名前・種類] アシナガキンバエ
[学名] Dolichopus nitidus
[英名] -
[名前の由来] 脚長金蠅。光沢のあるアシナガバエのこと。
[分布] 日本各地
[科名] ハエ目アシナガバエ科
[体色] 緑色・藍青色
[時期] 6月・7月・8月・9月
[特徴・生態]  体長は5mm〜6mmになります。体は緑色〜藍青色で、金属光沢を持ちます。メスの顔は、頭幅の約1/4ありますが、オスでは狭くなります。胸背は幅より長く、わずかに灰粉を装います。翅は透明で、前翅部は多少曇り、M1+2は分岐せず、中央で直角に曲がり、R4+5脈と平行に走ります。脚は淡褐色で、中脛部の先端には5鞭毛があり、後脚第1踵節には背棘毛が生えます。オスの生殖器は、とても大きくなります。
 幼虫はうじ虫形です。
 食べ物は、他の小型の昆虫を捕えて食べます。
 生活型は卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。
[感想]  アシナガキンバエの成虫の写真です。
 正確に言うと、「アシナガバエ科の一種」です。必ずしもアシナガキンバエというわけではありません。実はアシナガバエ科の昆虫は、昆虫の中では研究の進んでいない分野だったりします。ほとんどの昆虫類ではすでに名前も決まっていますが、アシナガバエ科では名前のない種類もいたりします。
 正確に見分けるためには、生殖器の大きさや形、翅の正確な模様をじっくりと観察しないと、見分けることができない昆虫です。自分が撮影した写真では、そこまでしっかりと観察することができないので、正確な見分けは不可能だったりします。ほんのちょっとの差で、種類が異なるのがアシナガバエ科の特徴だったりします。
 ハエ目全般に言えることではありますが、見分けるのが難しい昆虫のグループです。図鑑にもあまり掲載されることが少ない昆虫なので。ヒメバチ科とかアシナガバエ科とか、種類が多いのに、図鑑に掲載されないことが多いんですよ。
 とりあえずってことで、アシナガバエ科の仲間では一般的で、特徴が良く似ている「アシナガキンバエ」としておきました。
[写真撮影] 2008年06月19日
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