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アサヒナカワトンボの成虫


カワトンボ

[和名・種類]

アサヒナカワトンボ

[学名]

Mnais pruinosa

[英名]

-

[名前の由来]

朝比奈川蜻蛉。
別名、ニシカワトンボ(西川蜻蛉)。

[分布]

関東地方以西〜九州

[科名]

トンボ目カワトンボ科

[体色]

[時期]

4月・5月・6月・7月・8月

[特徴・生態]

 平地や丘陵地の清流に生息するカワトンボの仲間。
 腹長は38mm〜45mm、後翅長は35mm〜40mmになります。オスの体色は金属緑色ですが、老熟したものは身体の表面に白粉を覆います。メスの身体は黄色味を帯びた金属緑色です。オスの翅色は、橙色と、無色の2タイプが存在し、地域によっても翅色は変化に富みます。
 食べ物は、他の昆虫などを捕えて食べます。
 幼虫は体長20mm〜30mmのヤゴです。水中の落ち葉の中や、植物の根元に生息しています。
 生活型は、卵→幼虫→成虫の、不完全変態(半変態)を行います。
 近年のDNA解析によって、オオカワトンボとヒガシカワトンボはニホンカワトンボ、ニシカワトンボはアサヒナカワトンボに分類・改名されました。外見での見分けは、専門家でも困難です。

[観察・感想]

 アサヒナカワトンボの成虫の写真です。
 アサヒナカワトンボの和名は、以前はニシカワトンボと呼ばれていました。ニシカワトンボと呼ばれてはいたものの、近縁種との違いが明確ではないといったことが言われ続けておりまして・・・
 最新のDNA鑑定を行った結果、カワトンボと改名され、種類の同定がハッキリとしました。
 しかし、カワトンボという名前は紛らわしくていかんという話になり、最終的にはアサヒナカワトンボという和名が決定しました。DNAによって種の同定がなされたので、アサヒナカワトンボという名前は、今後は変わることはないと思います。
 アサヒナカワトンボと決められたのは良いのですが、翅の色や体色に、個体差があります。特に翅の色は変化に富んでおり、こんなにも外見が違うのに同じ種類なのかって疑ってしまうくらい、異なる色をしていたりします。そんなわけで、一般人にとっては見分けが困難な昆虫の一種となっています。生息地から調べるのが、もっとも簡単な方法になりますが、混在している地域もあるし、雑種が生まれることもあるし。見分けるのは難しいですね。

[写真撮影]

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