[名前・種類] |
オニヤンマ |
[学名] |
Anotogaster sieboldii |
[英名] |
Golden ringed dragonfly |
[名前の由来] |
鬼蜻?。恐ろしげな顔つきと、黒と黄色の体の模様がトラ柄のフンドシをした鬼を連想させるため。 |
[分布] |
日本各地 |
[科名] |
トンボ目オニヤンマ科 |
[体色] |
黒色 |
[時期] |
6月・7月・8月・9月・10月 |
[特徴・生態] |
平地から山地の細流、湿地内のゆるやかな流れのある場所に生息するオニヤンマ。
大きさは90mm〜110mmになり、日本国内で最大種になります。地域によって体の大きさにかなり差があります。黒色の地に、黄色の縞条があります。複眼は左右わずかに相接します。翅胸前面の八字紋と胸側の2条は黄色です。腹部には2節〜8節にわてってそれぞれ細いが完全な1横帯があります。
食べ物は昆虫です。
幼虫は紡錘形のヤゴです。腹先に尾(エラ)がありません。体の表面はザラザラで毛深く、頭部は角ばっています。渓流の泥底で生育し、多少水質が悪くても生息することができ、2年〜4年で羽化します。
生活型は卵→幼虫→成虫の不完全変態(半変態)を行ないます。
越冬形態は幼虫です。
産卵形態は、単独でホバリングしながら、降下して砂泥の中に産卵します。産卵は力強く、降下して腹が水底の砂泥に突き刺すときに、泥が舞い上がって水面が濁ることもあります。 |
[感想] |
身近なトンボの仲間になるんじゃないかな、オニヤンマ。日本で一番大きなトンボです。でも、捕まえるのはなかなか大変ですよー、じっとしててくれないし、ほとんどいつも飛び回ってるから。
大きなトンボなのに身近な理由は、少し水質が汚れているところでも生きていくことができる種類のトンボなのです。似たような外見をしたトンボはたくさんいますが、オニヤンマは水の汚れに強いトンボの仲間になりますね。
それに、移動をするトンボみたいなんですよ。羽化してすぐは水の近くにいるけど、しばらくするとどこかへ移動するみたいです。その場所が普通は雑木林などですが、たまに街中だったりすることもあるようです。その後、成熟すると水辺に戻ってきて産卵を行なうみたい。ずっと水辺近くで生活しているわけじゃないみたいです。 |
[写真撮影] |
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