温暖な地域の照葉樹林帯に生息するシジミチョウの仲間。
前翅長は約21mmになります。オスの翅表は暗紫色で、外縁は黒色で縁取られます。メスの翅表は黒色の地色で、前翅には青紫色の斑紋があります。後翅中室の基部近くには、紫色の鱗粉が散布されています。裏面は暗褐色の地色で、色濃い斑紋が浮き上がります。尾状突起があります。
越冬携帯は成虫です。
幼虫の食草は、ブナ科のマテバシイ、シリブカガシなどの新芽を食べ、葉を筒状に巻いた巣を作ります。
成虫は年2回〜3回、発生します。
日本産は、中国産、台湾産と同じ標記の亜種に属します。
ムラサキシジミと良く似ています。わずかに大型になること、前翅前縁の先端が丸くなること、後翅に尾状突起があることが見分けのポイントになります。
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