雑木林や低山に生息するアシナガバチの仲間。
体長は20mm〜26mmになります。体は黒色で鮮黄色の斑紋があります。脚の黄斑も顕著です。第2腹背板の帯紋前方両側の斑紋は、やや褐色、ないしは赤褐色です。頭はやや大きく、頬は発達し、背面から見て後方に狭まりません。前伸腹筋は幅広く、顕著な2縦斑があり、基側部は強く角張ります。オスの触覚末端節は、団扇状に丸く広がり、扁平です。
幼虫は、うじ虫形です。
越冬形態は、成虫です。交尾を終えた女王蜂が越冬します。
食べ物は、他の昆虫を捕えて食べるほか、花粉や花の蜜を食べます。幼虫は働き蜂が作った肉団子を食べます。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。
樹木の枝、人家の軒先などに釣鐘型の巣を作ります。巣はセグロアシナガバチより大型になる傾向があり、働き蜂の数は最大で約50匹になり、日本国内のアシナガバチではもっとも獰猛で毒性が強いです。
セグロアシナガバチに良く似ており、日本国内ではもっとも大きなアシナガバチです。農作物や庭木に付く毛虫やイモムシを食べたり、花粉を媒介するため、益虫とされています。
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