平地、人家近く、市街地でも普通に生息する大型のアシナガバチの仲間。
体長は20mm〜26mmになります。体は黒色で、斑紋は黄褐色です。翅はやや黄色を帯び、外縁〜後縁部はやや暗色になります。頭はやや大きく、頬は発達し、背面から見て後方に狭まりません。前伸腹節は黄斑を欠き、基部側方の角張りは弱いです。オスの触覚先端は細くなります。オスにはしばしば、著しく黒化した個体が存在します。
幼虫は、うじ虫形をしています。
越冬形態は、成虫です。人家の屋根裏などに群れで越冬することがありますが、この時期は攻撃性は低いです。
食べ物は、他の昆虫などを捕えて食べます。青虫などを狩り、その場で噛み砕いて団子状にし、巣に持ち帰ります。肉団子を小さく切って幼虫に与えます。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。
巣は、軒下や庭木に、パルプ性でハスの花床形の巣を作ります。
刺されると痛みと腫れが出るので、注意が必要です。
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