ナミテントウの成虫の写真です。
2紋タイプのナミテントウですが、どうやら羽化に失敗してしまったようです。右側の羽根が、シワシワになっています。左側の羽根も、お尻の方が外側に広がっています。オレンジ色の模様も、少しおかしいです。紋の中央部分に、異なる色の帯が入っています。さなぎの間に、外敵に襲われて羽化に失敗してしまったのか。はたまた、突然変異なのか、障害を持って生まれたのか。
こうした外見的特徴を持つ昆虫はいないみたいなので、ナミテントウの羽化失敗タイプだと思います。羽化に失敗して羽根が折れ曲がったり、左右で形が異なったりする昆虫、たまに遭遇することがあります。蛹の間は何も抵抗できないので、生存競争が厳しいんだろうなぁー。
幼虫や成虫は、アブラムシなどを捕食するハンターです。園芸をやっているので、アブラムシ被害に遭ってしまった時、テントウムシを捕まえてきたりすることもあります。バラや、野菜苗を育てると、アブラムシが付きやすくなってしまうので。テントウムシが活躍してくれます。幼虫を捕まえてくるのがいいのかもしれないけど、自然界ではなかなか見つけられないので、成虫を捕まえてきています。アブラムシがたくさんいるので、勝手に増えていってくれます。でも、アブラムシを全滅させるほどの活躍はしてくれないですね。
アブラムシが増えると、アリもやって来てしまうので、厄介なんですよー。テントウムシは人間にとって益虫とされる理由が、良くわかります。 |