平地から丘陵地の水田、池沼、湿地、溝川に生息するトンボの仲間。
腹長は34mm〜36mm、後翅長は約40mmになります。地色は黄色で、鮮明な黒条がありますが、オスは成熟すると全体が黒化し、蒼灰粉をほとんど全身に被ります。後翅付け根に、黒褐色の斑紋があります。オスは胸側に幅広い2黒条があります。腹部は5節・6節まで黄色で黒条があり、以下は末端まで黒色になります。
食べ物は、他の昆虫を捕えて食べます。
幼虫は、楕円形のヤゴです。腹端に尾(エラ)はありません。
生活型は卵→幼虫→成虫の不完全変態(半変態)を行います。単独で、植物のある浅い水面に連続打水して産卵します。
越冬形態は幼虫です。
シオカラトンボ同様、体が白粉で覆われますが、より太く、青みが強くなります。シオカラトンボが明るく開けた場所を好むのに対して、オオシオカラトンボはやや薄暗く小さな水辺を好みます。都市部でも見かけることができます。北海道の個体は、小形のものが多くなります。オスは縄張り行動が激しく、他のオスや、他のトンボを追い払います。 |