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ホタテガイ


ホタテガイ

[和名・種類]

ホタテガイ

[学名]

Patinopecten yessoensis

[英名]

Japanese scallop

[名前の由来]

帆立貝。
別名、秋田貝(アキタガイ)。殻の形が秋田藩主の佐竹氏の家紋に似ていることから。

[分布]

東北地方以北

[科名]

二枚貝綱イタヤガイ目イタヤガイ科

[特徴・生態]

 水深10m〜30mの海底に生息するイタヤガイの仲間。
 殻は長さ・高さともに約20cm、幅は約5cmの円形で厚みがあります。左殻は紫褐色でふくらみは弱く、細かい布目状になります。右殻は白色〜黄色でややふくらみます。右殻の前耳に小さい足糸わん入があります。低くて太い放射肋が24本〜26本あります。
 産卵期は3月〜6月です。
 幼貝は足糸で礫やコンブなど他物に付着します。殻長が0.6cm〜1cmになると、足糸を失って、右殻を上にして礫の混じる砂泥質の海底に横たわります。
 夏季に障害輪(年輪)ができます。1年で殻長は約2cm、2年で殻長は約6.2cmになり性成熟します。天然では寿命は約10年です。
 貝柱は食用になります。養殖も盛んに行われています。加工後に大量に出る貝殻の処理が問題となっています。

[観察・感想]

 海岸を歩いていたら、驚くほど大きな貝殻を発見。こんな大きな貝殻が三浦半島の海岸に落ちているのだろうかと思いながら近付いていったら、なぜかホタテガイでした。どうして三浦半島にホタテガイの貝殻が落ちているんだろうと、とても不思議でした。ホタテガイといえば寒い海で育つ生き物なのに・・・
 いろいろと調べてみた結果、どうやらカキの養殖に使われていたホタテガイが流れ着いたのではないかという結論に到りました。ホタテガイの貝殻は、カキの養殖に使われるらしいです。三浦半島や東京湾でホタテの養殖をやっているといった話は聞いたことがないので、カキの養殖のために使われていたホタテガイだと思います。
 ホタテガイなどのイタヤガイ科の貝殻って、この写真だと上下ささかさまみたいです。いちよ、上と下があるらしい・・・。前方後円墳のようなものかな?

[写真撮影]

2007年11月20日

ホタテガイ
ホタテガイ
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