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ネジガイ


ネジガイ
[和名・種類]

ネジガイ

[学名]

Gyroscala lamellosa

[英名]

-

[名前の由来]

ねじがい。

[分布]

房総半島以南、西太平洋

[科名]

巻貝綱(腹足綱)イトカケガイ目(異腹足目)イトカケガイ科

[特徴・解説]

 潮間帯の岩礁の間の砂地に生息する、イトカケガイの仲間。
 殻高は約3cm、殻径は約1.2cmになります。高円錐形で、質が厚くて硬いです。白色で、螺層は10階です。各層は丸くて10条〜15条の縦肋があり、それが互いに連なって螺塔を通じた縦肋板となっています。縫合は深くて白いですが、縫合の下に黒褐色の帯が入ります。体層は殻底に1本の螺肋を巡らします。
 殻口は丸く、全縁が多少厚いです。蓋は円形で、淡黄褐色です。
 潮間帯の岩礁の間の砂地に産卵します。まず雄に成熟し、成長すると雌に変わる雄性先熟なので、小さな個体は雄が多いです。
 イソギンチャクなどの腔腸動物に寄生し、その体液を吸います。

[観察・感想]

 ネジガイの貝殻の写真です。
 ちょっと写真がピンボケしてしまったので、見づらいかもしれません・・・。良いデジカメがあれば、もっと鮮明な写真を撮れるのですが、貧困層なもんで(T_T)
 ネジガイとヒメネジガイ、とても良く似た貝殻をしています。ネジガイはやや茶色っぽくて、ヒメネジガイは真っ白です。この写真の貝殻は真っ白なんですが・・・、底の方に螺肋が1本あったのでネジガイとしておきました。ヒメネジガイには螺肋はないので。ネジガイのわりに真っ白だし、サイズでいえばヒメネジガイサイズなので、本当にネジガイで正しいのかどうか不安もあります。
 ネジガイ、ヒメネジガイも含めて、イトカケガイ科の貝殻は綺麗なものが多いです。クルクルとした螺旋模様も綺麗だし、羽根のようない装飾もあるし。とても小さな貝殻ですが、拾えると嬉しい貝殻のひとつです。

[写真撮影]

2009年03月17日

野比海岸
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