ムシロガイ

[和名・種類]

ムシロガイ

[学名]

Niotha livescens

[英名]

-

[名前の由来]

筵貝。貝殻にムシロのような模様があることから。

[分布]

本州以南

[科名]

巻貝綱（腹足綱）バイ目（新腹足目）ムシロガイ科

[特徴・解説]

　潮間帯の細砂底に生息するムシロガイ。
　殻高は約2.2cm、殻径は約1.3cmになります。質はやや厚くて硬いです。螺塔は円錐形で7階です。黄白色の地に縫合の下と周縁の下には広い黒褐色の帯があります。殻表は縦肋が螺溝で切られ、規則的な疣列になりむしろ状になります。くすんだ色ですが、たいていは白帯が1本入ります。薄い黄白色の殻皮をかぶります。
　足の後に2本の鬚のような突起を持ちます。蓋は黄色で革質です。
　普段は海底の砂泥の中に潜っていて、長い水管から流れ込んでくる死肉の匂いを嗅ぎつけると、砂から出てきて一直線に餌にたどり着き、群がります。ムシロガイ類は貝類の中でも代表的な死肉食性で、「海の掃除人」です。

[観察・感想]

　アラムシロガイとそっくりな、ムシロガイ。いちよ外見で見分けることができるんですが、かなり難しいです。
　まずは模様を見ます。アラムシロガイよりも模様が少し細かくなっています。個体によっては似たような感じの模様になっていますが・・・。あとは殻口の部分かなー。白い滑層の部分が、アラムシロガイよりも少し大きくなっています。これもやっぱり、個体差がありますが・・・
　中間型とかがいたりするのかなー？はっきりと見分けられない個体も多いんですよねー。僕の地元では、貝殻拾いをしていると、アラムシロガイの方が多い気がします。

[写真撮影]

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